「お持ちのロレックス 16233、今売るといくらになるんだろう?」と、ロレックス16233買取相場推移が気になっていませんか?
結論から言うと、16233の買取相場は最新動向でも安定した人気を保っており、売却には良いタイミングかもしれません。
ただし、モデルの状態や年代ごとの相場変動、さらには保証書の有無によって査定額は大きく変わります。特に16233Gとの違いや、その価格差を理解していないと損をしてしまう可能性もあるんです。
この記事では、高級腕時計専門家の僕ケンが、相場チャートを使った長期推移の分析から、気になる定価と現在の相場比較、新品と中古の価格比較まで詳しく解説します。
さらに、ダイヤ付きモデルの査定ポイント、中古市場での評価、定番のサブマリーナとの違いにも触れつつ、最終的に高価買取のコツを分かりやすくお伝えしますね。人気モデルと価格推移の傾向を知って、納得のいく売却を目指しましょう。
- ロレックス16233の最新買取相場と価格推移
- 16233Gなど人気モデルとの価格差や違い
- 年代や状態で変わる詳しい査定のポイント
- 相場下落リスクを避け高価買取を実現するコツ

こんにちは、腕時計専門家のケンです! 16233は「ザ・ロレックス」とも言える定番モデルで、僕も大好きな時計の一つです。バブル期に青春を過ごした方には特に思い入れが深いかもしれませんね。
でも、いざ売却となると「どこで売ればいいの?」「安く買い叩くれない?」と不安になる気持ち、すごく分かります。
この記事では、そんな不安を解消して、皆さんが大切にしてきた時計の価値を正しく知るためのお手伝いを全力でさせていただきますね!
ロレックス16233買取相場推移の最新トレンド

買取相場は最新動向をチェック
2025年10月現在、ロレックス 16233の買取相場は、状態の良い中古品(Aランク、付属品完備)で約80万円〜95万円前後が一つの中古買取価格の目安となっています。
この価格帯は、ここ数年で顕著になったロレックスというブランド全体の価格高騰、そして16233が生産終了(ディスコン)モデルとしての希少価値が市場で再評価されていることが大きな理由です。
特に、1990年代から2000年代初頭のモデルは「ネオ・ヴィンテージ」と呼ばれ、現行モデルにはないクラシックな雰囲気と、実用的な機械性能を兼ね備えている点が人気を集めています。
例えば、大手買取専門店の「なんぼや」公式サイトではSS×YGシャンパン文字盤のモデルが2025年10月時点で813,000円、「ブラリバ」公式サイトでは同等モデルが810,000円、16233G(ダイヤ付き)が950,000円という買取参考価格を公表しています。(2025年10月18日時点の情報)
注目すべきは、1年前の2024年10月頃の買取相場が、同等の中古モデルで約57万円〜68万円程度だった点です。つまり、このわずか1年で約40%以上も相場が急騰している計算になります。これはロレックス全体の相場上昇に牽引された結果と言えますね。
スイスからの腕時計輸入額の動向
財務省貿易統計によると、スイスからの「時計(ムーブメントを有するもの)」の輸入金額は、近年高水準で推移しています。特に2023年以降は円安の影響も加わり、輸入コストが上昇しました。
このマクロ経済的な背景が、ロレックスを含む高級腕時計全体の国内正規価格および中古相場を押し上げる一因となっています。
(出典:財務省貿易統計)
ただし、これらの価格はあくまで「参考価格」であり、最高額を保証するものではありません。実際の査定額は、お持ちの時計本体の状態(傷の多さ、ブレスレットのヨレ)、動作状況、そして後述する付属品(特に保証書)の有無で大きく変動します。
安心できる店舗で、しっかりと現物を見てもらうことが重要です。
相場チャートと長期推移を解説

16233の相場チャートを5年、10年というスパンで長期的に見ると、経済状況によって短期的な上下動はありつつも、一貫して右肩上がりの傾向をはっきりと示しています。
特に大きな変動があったのは2020年以降です。世界的な金融緩和政策による「カネ余り」や、ロレックスの正規店での入手困難(デイトナやサブマリーナなどのスポーツモデル)が続いた結果、その需要と資金が中古市場、特に16233のような「ネオ・ヴィンテージ」と呼ばれる90年代前後のモデルにも流れ込みました。
専門サイト「腕時計投資ドットコム」のデータによれば、2025年10月18日時点での中古市場の平均価格(これは買取価格ではなく、実際に販売されている価格です)は1,084,252円であり、前年比で+8.15%の上昇となっています。(2025年10月18日時点の情報)
さらに遡ると、2018年頃は同モデルの平均販売価格が50万円台で推移していた時期もありました。これを現在の相場と比較すると、わずか5〜6年で価格が約2倍になっている計算になります。
このように、ロレックスのデイトジャストは単なる「時を知る道具」としてだけでなく、長期的な「資産」としての側面も年々強めています。
スポーツモデル(サブマリーナやGMTマスターなど)が時折、投機的な高騰と急落を見せるのに対し、16233のようなデイトジャストは比較的安定して、しかし確実に価値を上げてきた「堅実な資産」とも評価できるかもしれませんね。
定価と現在の相場比較で価値を知る
16233は、1988年頃から2004年頃まで、約17年間にわたり製造された非常に人気の高いロングセラーモデルです。
当時の国内定価は、製造年代や為替レートによって多少異なりますが、主流であったSS×YG(ステンレスとイエローゴールドのコンビ)モデルで約70万円台後半から80万円台で販売されていたとされています。
ここで驚くべき事実は、現在の買取価格(約80万円〜)が当時の定価とほぼ同等であり、中古販売価格(約108万円〜)に至っては当時の定価を大幅に上回る「プレミア価格」で取引されている状態だということです。
通常、製造から20年以上経過した機械式時計は、中古品として定価を下回るのが一般的です。しかし、16233がこのような「定価超え」の現象を起こしているのは、ロレックスというブランド全体の価値が、物価上昇や時間の経過以上に、この数十年で劇的に上昇したことを明確に示しています。
この現象を後押ししているのが、現行モデルの価格高騰です。ちなみに、16233の直接の後継機にあたる現行のデイトジャスト36(Ref.126233)の定価は、2025年現在で1,841,400円にもなります。(参照:ロレックス公式サイト)
現行品がこれだけ高価になると、「もう少し手頃な価格でロレックスのコンビモデルを」と考える層が、状態の良い中古の16233に流れるため、旧モデルの相場も一緒に押し上げられているわけです。
新品と中古の価格比較はどう違う?

まず大前提として、16233は2004年頃に生産が終了しているモデルのため、現在「新品」という概念で市場に流通することはありません。
そのため、市場での価格比較は、主に「未使用品(デッドストック)」または「中古品」の2種類となります。
- 未使用品(デッドストック): 保証書の日付が比較的新しい(あるいは古い日付でも)ものの、一度も使用されずに保護シールなどが残っている状態の個体を指します。これは極めて希少であり、コレクターズアイテムとしての価値も高いため、通常の中古品に比べて数十万円高く取引されることもあります。
- 中古品: 一度でも使用された個体を指します。市場で流通している16233の大半はこれに該当します。
中古品の中では、さらに状態によって価格が細分化されます。
中古品のランクと価格差
買取店や販売店では、中古品の状態をアルファベットでランク付けすることが一般的です。
- Aランク(美品): 使用感が少なく、目立つ傷や打痕(ぶつけた凹み)がない、非常に綺麗な状態。本記事で紹介している買取相場(80万〜95万)は、主にこのAランクを基準にしています。
- Bランク(良品): 日常使用に伴う小傷やスレ、ブレスレットに多少のヨレ(伸び)が見られる状態。Aランクに比べ、数万円〜10万円程度、査定が下がる可能性があります。
- Cランク(並品): 研磨しても取り切れない深い傷や打痕、ガラスの欠け、ブレスレットのヨレが大きい状態。動作に問題がなくても、外装のコンディションによって査定は大きく下がります。
当然ながら、状態が良いほど買取価格は高くなります。査定士は、次の買い手が見つかりやすい「綺麗な個体」を最も高く評価します。
年代ごとの相場変動を詳しく解説
約17年間という長い期間にわって製造された16233は、製造年代によって細かな仕様変更が行われており、これも相場に影響を与えるポイントです。
最も分かりやすい違いは、夜光塗料の種類と、それに伴う文字盤下部の表記です。
製造年代(目安) | 夜光塗料 | 文字盤表記 | 特徴 |
---|---|---|---|
初期(〜1997年頃) | トリチウム | T SWISS MADE T | 放射性物質。経年で光らなくなるが、文字盤がクリーム色に焼ける「ヴィンテージ感」が評価されることも。 |
過渡期(1998〜1999年頃) | ルミノバ | SWISS | 夜光塗料が変更された直後の短期間のみの表記。希少性が高いとされる。 |
後期(2000年〜2004年頃) | ルミノバ | SWISS MADE | 非放射性で実用性が高い。個体としても新しいため、状態の良いものが多い。 |
この中で、一般的に高値が付きやすいのは、実用性が高く年式も新しい「後期(SWISS MADE表記)」モデルです。
ただし、時計愛好家の中には、トリチウム夜光が綺麗に焼けた初期モデルのヴィンテージ感を好む層も一定数存在します。そのため、初期モデルであっても文字盤の焼け方やコンディションが極上であれば、高評価を得るケースもあります。
もう一つの違いは、ブレスレットのバックル(クラスプ)の形状です。初期のものは板状のシンプルなものでしたが、後期になると少し厚みのあるデザインに変更され、堅牢性が増しています。この点も、後期モデルが好まれる理由の一つですね。
いずれにせよ、付属品である保証書(ギャランティ)に記載されている販売日付が新しい(例:2000年代)であるほど、査定ではプラスに働くことが多いです。
中古市場での評価と立ち位置

中古市場において、ロレックス 16233は「最もロレックスらしい、手頃な価格で楽しめる金無垢コンビの定番」として、非常に安定した人気と確固たる評価を確立しています。
拡大する国内リユース市場
業界紙「リサイクル通信」の調査によれば、2023年の国内リユース市場規模は3兆円を超え、今後も拡大が予測されています。中でも「時計・宝飾品」カテゴリは、高額ながらも安定した市場を形成しています。
このような堅調な中古市場の存在が、16233のような定番モデルの資産価値と相場の安定を支える基盤となっています。
(出典:リサイクル通信)
その理由はいくつかあります。
- 絶妙なケースサイズ(36mm)
現代の時計トレンドでは40mmオーバーの大型ケースも多い中、16233の36mmというサイズは、大きすぎず小さすぎず、日本人の腕に最も馴染みやすいサイズ感として再評価されています。スーツの袖口にもすっきりと収まります。 - 高い汎用性
ステンレススチールとイエローゴールドのコンビネーション(ロレックス用語で「ロレゾール」)は、派手すぎない適度な華やかさを持っています。ビジネスシーンでの信頼感から、休日のカジュアルな服装の格上げアイテムとしてまで、幅広く対応できる万能さが魅力です。 - デザインの普遍性
ギザギザの「フルーテッドベゼル」と、5連リンクの「ジュビリーブレス」の組み合わせは、一目でロレックスと分かる伝統的なデザインです。流行に左右されることがなく、何十年先も古さを感じさせません。
16233は、サブマリーナやデイトナのようなスポーツモデルに見られる、短期的な価格高騰(バブル)とは少し距離を置いています。その分、相場が比較的安定しており「価値が急落しにくい」という絶大な安心感が最大の魅力です。
まさに「上がりすぎず、下がりすぎない」優等生モデルであり、「初めてのロレックス」としても、「最後の一本」としても選ばれる、中古市場の「王道」と言えますね。

ここまで相場のトレンドを見てきましたが、16233の安定した人気が伝わったでしょうか? 査定の現場でも「両親から譲り受けた」という思い入れのある16233を拝見する機会が多いんです。
だからこそ、1円でも高く、納得して売却してほしいと思っています。後半では、さらに一歩進んで、ダイヤ付きモデル(16233G)との違いや、査定士がどこを見ているのか、具体的な高価買取のコツを詳しくお話ししていきますね!
ロレックス16233買取相場推移と高価買取の秘訣

- 人気モデルと価格推移の傾向
- 16233Gとの違いと特徴を比較
- 知っておきたい16233Gとの価格差
- ダイヤ付きモデルの査定ポイント
- 定番 サブマリーナとの違いとは
- 少しでも高く!高価買取のコツ
- ロレックス16233の買取相場についてよくあるご質問FAQ
- ロレックス16233買取相場推移の総まとめ
人気モデルと価格推移の傾向
16233は様々な文字盤(ダイヤル)のバリエーションが存在しますが、この「文字盤の種類」は価格推移と人気に大きく影響を与える重要な要素です。
文字盤は時計の「顔」であり、希少性やデザインの好みによって、買取価格が数万円単位で変動します。
人気の文字盤バリエーション
- シャンパン(ゴールド)文字盤
最も定番で流通量が多いカラーです。「ロレックスのコンビ」と聞いて多くの方がイメージする色合いですね。流通量が多い分、相場は安定していますが、飛び抜けて高額になることは少ない「基準点」となる文字盤です。 - ブラック文字盤 / ホワイト文字盤
シャンパンに比べると流通量が少なく、人気が高いカラーです。ブラックは全体が引き締まって精悍な印象に、ホワイトは清潔感があり上品な印象を与えます。どちらもシャンパンよりプラス査定になる傾向があります。 - コンピュータ文字盤(ホリコン)
文字盤全体に「ROLEX」のロゴが格子状に無数に彫り込まれた、非常に凝ったデザインです。光の当たる角度で表情が変わり、個性的で根強いファンが多いため、高評価の対象となります。 - ブルー文字盤
コンビモデルのブルー文字盤は流通量が非常に少なく、希少価値が高いとされています。特に鮮やかな「サンレイ仕上げ(放射状の仕上げ)」のブルーは人気が高く、見つかれば高額査定が期待できるカラーです。
他にも、縦縞模様の「タペストリー文字盤」や、ピラミッド状のインデックスが特徴的な「ピラミッド文字盤」など、特殊なバリエーションも存在します。これらも流通量が少ないため、コレクターからの需要があり、査定額が上乗せされる可能性があります。
16233Gとの違いと特徴を比較

16233について調べていると、必ずと言っていいほど目にするのが「16233G」という型番です。
この末尾の「G」とは、インデックス(時間を示す目盛り)に10ポイントのダイヤモンドがセッティングされたモデルを指します。(Gは一般的にGems=宝石、あるいはGoldの略と言われています)
基本的なスペック、例えばケースサイズ(36mm)、素材(SS/YGコンビ)、搭載ムーブメント(自動巻き Cal.3135)などは、通常の16233(バーインデックス)と全く同じです。違いは純粋に、文字盤のインデックスが「棒状」か「ダイヤモンド」か、というデザインの違いだけです。
スイス公認クロノメーター認定ムーブメント搭載
16233(および16233G)に搭載されているムーブメント「Cal.3135」は、スイスの公的な第三者機関であるC.O.S.C.(スイス公式クロノメーター検定協会)の厳格な精度テストに合格した「クロノメーター」認定機です。
この客観的な精度の証明は、ロレックスというブランドの信頼性の根幹であり、製造から数十年が経過した中古市場においても、その価値を支える重要な要素となっています。
ダイヤモンドが付くことで、時計の印象は一気に華やかさと高級感が増します。
16233が「ビジネスシーンでも使える定番・クラシック」な立ち位置なのに対し、16233Gは「より豪華でパーティシーンにも映えるラグジュリー(豪華)」な立ち位置と言えますね。
知っておきたい16233Gとの価格差
前述の通り、16233Gはインデックスにダイヤモンドが使用されている分、通常の16233に比べて、中古市場での買取価格・販売価格ともに高くなるのが一般的です。
これは、当時の定価がダイヤモンドの分だけ高額に設定されていたことに加え、中古市場でも「同じモデルを買うなら、より豪華なダイヤ付きを」と考える需要が国内外で一定数存在するためです。
現在の買取価格で言えば、同じコンディションの16233と16233Gを比較した場合、おおよそ5万円〜10万円程度の価格差(時計の状態や文字盤の色、希少性による)がつくケースが多いようです。
【最重要】「アフターダイヤ」との違いに注意!
ここで非常に重要な注意点があります。それは「アフターダイヤ(アフターセッティング)」の存在です。
これは、メーカー(ロレックス)以外の第三者の工房によって、後から非正規にダイヤモンドが追加されたモデルを指します。元の16233を改造して、16233G「風」に仕立てたものです。
一見豪華に見えますが、このような非正規の改造が施された時計は、ロレックスの正規店での一切のメンテナンス(修理・オーバーホール)が受けられなくなります。
そのため、多くの買取店では「改造品」とみなされ、査定額が大幅に下がってしまうか、最悪の場合、買取自体を断られるケースがほとんどです。ロレックス純正の「16233G」とは全く価値が異なるため、十分注意してください。
ダイヤ付きモデルの査定ポイント

16233Gのような、ロレックス純正のダイヤ付きモデルを査定する際、我々専門家は「ダイヤの品質とセッティング」、そして「文字盤の状態」を特に重要視します。
なぜなら、ここが「純正品(16233G)」と「非正規の改造品(アフターダイヤ)」を見分ける最大のポイントであり、時計の価値を左右するからです。
- ダイヤの品質と留め方(セッティング)
ロレックスが純正で使用するダイヤモンドは、カラー・クラリティともに非常に高品質なものだけが選別されています。査定士はルーペ(拡大鏡)を使い、ダイヤの輝き、透明度、カットの均一性を確認します。また、ダイヤを留めている「爪」の処理が非常に丁寧で均一であるかも、純正品を見極める重要なポイントです。アフターダイヤは、この爪の処理が雑だったり、ダイヤの大きさが不揃いだったりすることが多いです。 - 文字盤のコンディション
長年使用していると、文字盤に目に見えないほどの湿気が入り込み、シミや腐食(特にダイヤの縁やインデックスの根本)が発生することがあります。文字盤が綺麗であるほど、査定評価は高くなります。 - 希少な文字盤
前述の通り、16233Gの中にも、「シャンパン」以外の「ブラック」や「ブルー」、あるいは「シェル(MOP=マザーオブパール、貝)」文字盤が存在します。これらの個体は流通量が非常に少ないため、希少価値がさらに加算され、高額査定の対象となります。
定番サブマリーナとの違いとは
ロレックスの売却や購入を考えたとき、よく比較対象に出るのが、同じロレックスの超人気モデル「サブマリーナ」です。
16233(デイトジャスト)とサブマリーナは、ロレックスという同じブランド内での立ち位置(カテゴリ)が全く異なるモデルだということを理解しておく必要があります。
項目 | デイトジャスト (Ref.16233) | サブマリーナ (例: Ref.16610) |
---|---|---|
カテゴリ | クラシック(ドレスウォッチ) | プロフェッショナル(スポーツ) |
デザイン | フルーテッドベゼル、ジュビリーブレス | 逆回転防止ベゼル、オイスターブレス |
素材 | ステンレス + イエローゴールド (コンビ) | ステンレススチール(が主流) |
防水性 | 100m防水 | 300m防水 |
雰囲気 | エレガント、伝統的、華やか | スポーティー、武骨、実用的 |
相場特性 | 安定(高値維持、変動は緩やか) | 高騰(投機的側面あり、変動が激しい) |
このように、サブマリーナは元々「ダイバーズウォッチ(スポーツモデル)」として開発されたため、実用性や堅牢性が重視されています。一方、デイトジャストは「ドレスウォッチ(クラシックモデル)」に分類され、エレガントさやデザイン性が特徴です。
どちらが良い・悪いという訳ではなく、使用するシーンやオーナーの好みで選ぶべき時計です。
ただし、売却時の「リセールバリュー(換金率)」という側面だけで比較した場合、近年はサブマリーナ(特にステンレスモデル)の方が需要が供給を極端に上回っており、投機的な側面も含めて高い換金率を維持している傾向にあるのは事実です。
対して16233は、安定した需要に支えられた「堅実な資産価値」を持つモデルと言えるでしょう。
少しでも高く!高価買取のコツ

お手元の16233を少しでも高く、安心して売却するためには、「① 付属品の完備」「② 時計の状態」「③ 売却先の選定」の3点が非常に重要です。
これらが揃うことで、買取店は「次の買い手(再販売先)がすぐに見つかる優良な商品」と判断し、その分を買取価格に上乗せ(=ギリギリまで高い査定額)を提示できるからです。
① 付属品をすべて揃える
買取査定において、何よりも重要なのが「保証書(ギャランティ)」です。これはその時計が本物であることを証明する「戸籍」のようなもので、これが有るか無いかで、査定額が5万円〜10万円以上変わることも珍しくありません。次の買い手にとっても安心感が全く違うからです。
他にも、
- ロレックスの外箱・内箱
- ブレスレットの余りコマ(サイズ調整で外したもの)
- 説明書、赤いタグ(クロノメータータグ)
など、購入時に付いてきたものは全て揃えて査定に出しましょう。特に「余りコマ」がないと、次の買い手がサイズ調整できず、コマ代の実費分が査定から引かれてしまうので注意が必要です。
② 時計を綺麗な状態にしておく
査定に出す前に、柔らかい布(メガネ拭きやセーム革など)で、ケースやブレスレットについた指紋、皮脂汚れを軽く拭き取っておくだけでも、査定士への印象は大きく変わります。「大切に使われてきた時計だな」という好印象は、査定額にもプラスに働く可能性があります。
ただし、絶対に研磨剤(コンパウンド)などで強く磨かないでください。素人作業で下手に磨くと、エッジ(角)が丸まってしまったり、逆に細かい傷をつけてしまったりして、時計の価値を下げてしまう危険性があります。
③ 複数の買取店で査定(相見積もり)を取る
ロレックスの買取価格は、実は店舗によって異なります。なぜなら、その店舗の在庫状況(今16233が欲しいか、ダブついているか)、得意な販売ルート(国内か海外か)、修理体制(自社工房の有無)によって、付けられる買取価格の上限が変わるからです。
ですから、1社だけの査定で即決せず、最低でも2〜3社に査定を依頼し、最も高い金額と信頼できる対応をしてくれた店舗に売却するのが賢明です。最近は店舗に足を運ばなくても、LINE査定やオンライン査定などで手軽に複数の見積もりを取れるため、積極的に活用しましょう。
④ オーバーホール(修理)はしない
「最近動かしていないから不安」「ガラスに傷があるから修理してから売ろう」と考える方もいらっしゃるかもしれませんが、売却前にご自身でオーバーホールや修理に出すのは待ってください。
修理に5万円〜10万円かかったとしても、買取価格がそれ以上に上がるケースは稀で、かえって「費用倒れ」で損をしてしまうことがほとんどです。
買取店は、自社工房や提携先の修理業者で一般価格よりも安くメンテナンスできるルートを持っています。そのため、時計が動かない状態や傷がある状態でも、そのままの状態で査定に出すのが一番合理的です。買取店が「修理費用」を差し引いた上で、最適な買取価格を提示してくれます。
ロレックス16233の買取相場についてよくあるご質問FAQ
ロレックス 16233の製造年(シリアルナンバー)はどこで確認できますか?
16233の場合、ブレスレットを外したケースの6時位置側面に刻印されています。ただし、ご自身で外すのは難しいため、査定時に店舗で見てもらうのが確実です。
16233のブレスレットがヨレヨレ(伸びている)ですが、買取価格は下がりますか?
はい、ジュビリーブレスの「ヨレ(伸び)」は査定の大きな減額ポイントになります。ブレスの状態がシャキッとしている個体ほど、高額査定が期待できます。
保証書(ギャランティ)がない16233ですが、買取してもらえますか?
はい、保証書がなくてもほとんどの専門店で買取は可能です。ただし、保証書がある場合に比べて、その時計が本物である証明や次の買い手への安心感が減るため、査定額は数万円から十数万円程度低くなるのが一般的です。
16233はなぜ今でも人気があるのですか?
36mmという絶妙なサイズ感、普遍的なデザイン、金無垢コンビの高級感、そして中古相場の安定感が理由です。現行モデルにはない「ネオ・ヴィンテージ」の雰囲気も支持されています。
ロレックス16233買取相場推移の総まとめ

最後に、この記事の要点をまとめます。
- 16233の買取相場は2025年現在約80〜95万円が目安
- 長期推移では右肩上がりだが現在は高値で安定
- 現在の相場は当時の定価を超えるプレミア価格
- 16233は生産終了モデルで中古品が市場のメイン
- 製造年代は後期(新しい年式)の方が高値傾向
- 中古市場では安定人気の優等生モデルと評価
- 人気文字盤はブラック、ホワイト、コンピュータなど
- 16233Gはダイヤ付きモデルで通常より高額
- 16233と16233Gの価格差は約5〜10万円
- ダイヤ付きは純正かアフターダイヤかが最重要
- サブマリーナとはスポーツとドレスという違い
- 高価買取のコツは付属品(特に保証書)の完備
- 査定前のセルフオーバーホールは不要
- 複数の買取店で相見積もりを取ることが重要
- ブレスレットのヨレは大きな減額対象
今日からできるアクションプラン
お手元の16233の価値を確かめるために、まずは以下の2つを実行してみましょう。
- 付属品を探す: 自宅のクローゼットや引き出しを探し、ロレックスの「緑の箱」と「紙の保証書」が残っていないか確認してください。
- LINE査定に出してみる: スマホで時計の写真を撮り、複数の買取専門店のLINE査定に送ってみましょう。訪問不要で、手軽に今のリアルな価値を知ることができます。

最後までお読みいただき、ありがとうございます! 16233の相場や魅力、そして高く売るコツについて、ご理解いただけたでしょうか。皆さんが大切にしてきた時計には、きっとたくさんの思い出が詰まっているはずです。
その価値を正しく評価してくれる、信頼できる店舗(パートナー)を見つけることが、何より大切だと僕は考えています。この記事が、皆さんの大切な一本にとって最良の売却、あるいは再評価のきっかけになれば、これほど嬉しいことはありません。あなたの時計ライフを応援しています!
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