こんにちは!高級腕時計専門家のケンです。お持ちのロレックス エクスプローラー 114270、今いったいいくらになるんだろう…と気になっていませんか?「ロレックスエクスプローラー114270買取価格」を調べてみても、情報が多すぎて結局のところよく分からない…なんてこと、ありますよね。
結論からお伝えすると、114270の買取価格は近年かなり堅調に推移していて、まさに「売り時の一つ」と言える状況なんです。実際、「114270 値上がり」という言葉も聞かれるほど、ロレックス 114270 相場は注目されていますからね。
ただし、注意点もあります。エクスプローラー1 買取相場というのは、時計本体の状態や保証書などの付属品の有無で、査定額が大きく変わってくるんです。
また、エクスプローラー 114270 買取価格だけでなく、ロレックス エクスプローラー 中古市場全体の動向、例えば後継モデルの エクスプローラー1 買取 214270 や現行の エクスプローラー1 買取 224270、さらには エクスプローラー 2 216570 買取 の価格も互いに影響し合っています。
この記事では、僕ケンが、エクスプローラー1 買取価格 最新 情報や、エクスプローラー1 価格推移 114270 のデータを見ながら、あなたのロレックス 114270 買取 に関する疑問や、人気の エクスプローラー1 36mm 買取 価格 のリアルなところを、分かりやすくスッキリ解説していきますね!
- ロレックス 114270の最新買取価格とリアルな相場
- 過去の価格推移と値上がりの理由
- 買取査定でチェックされる重要なポイント
- 他のエクスプローラーモデルとの買取価格比較

僕も大好きなモデル、114270。36mmケースの絶妙なサイズ感、本当にいいですよね!
「価値が落ちない」と言われるロレックスですが、その中でも114270は特に根強い人気があります。
この記事では、なぜ今このモデルが注目されているのか、そして皆さんの大切な時計を1円でも高く売るための「ちょっとしたコツ」まで、僕の経験を全部お伝えするつもりで全力サポートします!
ロレックスエクスプローラー114270買取価格の最新動向

- エクスプローラー1 買取価格の最新情報
- 現在のエクスプローラー1 買取相場
- ロレックス 114270 相場の現状
- エクスプローラー1 価格推移 114270の動向
- 114270 値上がりの背景とは?
- エクスプローラー1 36mm 買取 価格の特徴
エクスプローラー1 買取価格の最新情報
まず、皆さんが一番知りたい「今、いくらなのか?」という点からお話ししますね。2025年現在の最新情報として、ロレックス エクスプローラー 114270の買取価格は、中古品の状態(Aランク=中古美品、付属品完備)でおおよそ70万円~85万円前後が一つの目安となっています。
ただ、これはあくまで参考価格です。ロレックスのような高級時計の買取価格は、為替の変動(特に円安)や国内外の市場在庫、さらには新作モデルの発表など、様々な要因によって日々変動します。本当に「あっ」という間に変わるんですよ。
例えば、いくつかの買取店の情報を見てみると、その価格帯のリアルさが分かります。
- 「なんぼや」さん(2025年10月時点):ランダム品番の中古品で805,000円の参考価格を提示しています。
- 「プレミアバリュー」さん(2025年10月頃):中古品で850,000円という高い買取実績があります。
- 「銀座ブランドレックス」さん(2021年10月時点):保証書欠品でも720,000円~820,000円の幅で買取実績があり、付属品の重要性も示唆しています。
このように、店舗や状態、付属品によって価格に幅があることがわかりますね。最新の正確な価格を知りたい場合は、やはり専門の買取店に無料査定を依頼するのが一番確実です。多くの店舗が電話やLINE、オンラインフォームで手軽に査定してくれますから、まずは気軽に相談してみるのがオススメですよ。
現在のエクスプローラー1 買取相場

現在のエクスプローラー1、特にRef.114270の買取相場は、一言でいうと「高値安定期」に入っていると言えます。「プレミアバリュー」さんの情報でも、2025年10月の中古品買取実績が850,000円となっており、これは非常に高い水準です。
考えてみてください。このモデルは2001年から2010年まで製造された、いわゆる「2世代前」のモデルです。製造終了からすでに10年以上が経過しているにもかかわらず、この価格を維持しているのは驚異的ですよね。
もちろん、ロレックス エクスプローラーの中古市場全体が活況であることも影響しています。しかし、それ以上に114270自体の持つ普遍的なデザインと、36mmという絶妙なケースサイズが、時代を超えて再評価されている証拠でもあるんです。
相場のポイント:新品・未使用品と中古品
相場は「新品・未使用品」と「中古品」で異なります。114270は製造終了モデルなので「新品」は市場にほぼ存在しませんが、ごく稀に「未使用品(デッドストック)」と呼ばれる、保護シールが付いたまま一度も使用されていない個体が見つかることがあります。
もしそういった個体であれば、コレクターズアイテムとして、通常の中古品相場を大きく上回る査定額(場合によっては100万円近く)が期待できますよ。
ロレックス 114270 相場の現状
ロレックス 114270 相場の現状をもう少し詳しく見てみましょう。このモデルの相場を力強く支えているのは、主に二つの大きな要因があるんです。
一つは、現行モデル(Ref.124270)が同じ36mmケースで登場したことです。114270の後継機であるRef.214270が一時期39mmケースに大型化したため、市場では「エクスプローラーも大型化の流れか」と思われていました。
しかし、ロレックスが「原点回帰」とも言える36mmにメインサイズを戻したことで、「やはりエクスプローラーの黄金サイズは36mmだ」という認識が再燃。その結果、同じサイズの114270にも再び強いスポットライトが当たった形です。
もう一つは、海外での需要の高さと円安の影響です。例えば1ドル=150円台のような円安が進むと、海外のバイヤーにとって日本国内にある中古のロレックスは非常に割安に見えます。
彼らが日本の業者から積極的に買い付けを行うため、国内の在庫が減少し、結果として買取店はより高い金額を提示しないと在庫を確保できなくなります。この国内外からの強い需要が、相場全体を押し上げているんですね。
買取店選びのヒント
国内だけでなく海外にも豊富な販路(販売ルート)を持っている買取店は、国内相場より高く売れる市場を知っています。そのため、国内専業の店舗よりも高い買取価格を提示できる傾向にありますよ。
拡大を続けるリユース市場規模
記事で触れられている中古市場の活況は、公式データにも表れています。日本リユース業協会(JRAA)の調査によると、2022年のリユース市場規模(フリマアプリ含む)は2兆8,974億円に達し、12年連続で成長しています。
特に「時計・宝飾品」カテゴリは3,678億円と非常に大きな市場を形成しており、ロレックスのような高級時計が資産として活発に取引されている実態を裏付けています。
エクスプローラー1 価格推移 114270の動向

ここで、エクスプローラー1 価格推移 114270の具体的なデータを見てみましょう。「なんぼや」さんの相場推移グラフは非常に参考になります。
これを見ると、2024年の夏頃(7月~8月)に一時的に81万円を超える高い水準になった後、秋(9月~12月)に70万円台で少し落ち着きました。しかし、年末から2025年にかけて再び上昇しているのが分かります。
特に2025年1月には前月比で約13.8%(98,000円)も急上昇しているポイントがありますね。これは、年始の需要増やボーナス商戦、円安の再加速などが影響した可能性が考えられます。
さらに長期的な視点で見ると、「銀座ブランドレックス」さんの記事(2021年時点)によれば、「相場上昇前は30万円前後で販売されていた」との記述があります。当時の定価(2001年頃で約39万円)を考えると、一時期は定価割れで取引されていたことになります。
それが今や、買取価格で80万円を超える水準にまで達しているのですから、その資産価値の上昇がいかに凄まじいかが分かりますよね。
このように、ロレックスの相場は短期的に上下動を繰り返しながらも、長期的には右肩上がりの傾向を描くことが多いんです。114270も、製造終了から10年以上経過してもなお、価値が上昇している稀有なモデルと言えます。
114270 値上がりの背景とは?
「なぜ、20年以上前に登場したモデルである114270が今になって値上がりするの?」と不思議に思いますよね。その背景には、先ほど少し触れた「36mmケースの再評価」が大きく関わっています。
ですが、理由はそれだけではありません。114270の一つ前のモデル(Ref.14270)と比べ、ムーブメント(時計の心臓部である機械)が「Cal.3130」にアップデートされた点が非常に大きいんです。
このCal.3130は、前世代のCal.3000と比べて、
- テンプ(精度を司る部品)を支えるブリッジが2本になり(ツインブリッジ)、耐久性と精度が向上しました。
- パワーリザーブ(ゼンマイを最大に巻いた時の持続時間)が約48時間となり、実用性が増しました。
- メンテナンス性にも優れた設計で、現代の基準でも全く見劣りしない名機と呼ばれています。
つまり、114270は「伝統的な36mmサイズ」と「現代でも通用する高い実用スペック」を両立させた、最後のモデルとも言えるんです。これが、ヴィンテージの雰囲気と現行品の実用性を併せ持つ「ネオ・ヴィンテージ」として、時計愛好家から熱い支持を集める理由です。
値上がりの主な理由まとめ
- 現行モデルの36mm回帰による、同サイズモデル(114270)の再評価
- ヴィンテージすぎない「ネオ・ヴィンテージ」としての絶妙な立ち位置
- 名機「Cal.3130」搭載による高い実用性と信頼性
- ロレックス全体の相場高騰と、円安を背景にした世界的な需要の増加
これらの要因が複雑に絡み合い、114270の値上がりを後押ししているんですね。
エクスプローラー1 36mm 買取 価格の特徴

エクスプローラー1の36mmモデルは、114270以外にも存在します。主なモデルを比較してみましょう。
リファレンス | 主な製造期間 | ムーブメント | パワーリザーブ | 買取相場目安 | ケンのワンポイント |
---|---|---|---|---|---|
Ref.14270 | 1990年~2001年 | Cal.3000 | 約42時間 | 50万円~70万円 | ヴィンテージ感が魅力。前期は夜光塗料にトリチウム使用。 |
Ref.114270 | 2001年~2010年 | Cal.3130 | 約48時間 | 70万円~85万円 | 性能とサイズのバランスが最強。ネオ・ヴィンテージの代表格。 |
Ref.124270 | 2021年~現行 | Cal.3230 | 約70時間 | 100万円~ | 最新スペック。パワーリザーブが長く実用的。入手困難。 |
この比較表からも分かる通り、114270の最大の特徴は、「コストパフォーマンスの良さ」と「安定した資産価値」のバランスです。
現行モデル(124270)は非常に人気が高く高価ですが、まだ市場に出て日が浅く、相場も「ご祝儀価格」的な側面があります。一方、先代(14270)は価格が少しこなれていますが、ムーブメントのスペック面で114270に一歩譲ります(特にCal.3000は日付のクイックチェンジ機構がないベースムーブメントでした)。
114270は、「高すぎず、安すぎず、それでいて性能は十分以上」という絶妙なポジションにいるため、初めて本格的なロレックスを買う人から、酸いも甘いも知る生粋の時計好きまで、本当に幅広い層に支持されています。この広い支持層が、景気の波にも比較的強い、安定した買取価格を支える基盤となっているんですよ。

ここまで価格の動向を見てきましたが、いかがですか?「自分の時計も意外と高いかも?」って思えてきませんか?(笑)
実は、ここからが本番です。同じ114270でも、「あるポイント」で査定額が10万円以上変わることもあるんです。
後半では、皆さんが査定に出す前に「何をチェックすべきか」という、超実践的なお話をしていきますね!
ロレックスエクスプローラー114270買取価格を左右する要因

- ロレックス エクスプローラー 中古市場の動向
- 比較:エクスプローラー1 買取 214270
- 比較:エクスプローラー1 買取 224270
- 参考:エクスプローラー 2 216570 買取相場
- エクスプローラー 114270 買取のポイント
- ロレックス 114270 買取の重要事項
- ロレックスエクスプローラー114270買取価格についてよくあるご質問FAQ
- まとめ:ロレックスエクスプローラー114270買取価格
ロレックス エクスプローラー 中古市場の動向
ロレックス エクスプローラーの中古市場は、ブランド全体の中でも特に人気が高く、安定したカテゴリーです。デイトナやサブマリーナーのような派手さや分かりやすい「ステータス性」はありませんが、そのシンプルで流行に左右されない普遍的なデザインが、TPOを選ばない「究極の実用時計」として世界中で愛されています。
中古市場の近年の大きな動向としては、ロレックスの正規店での入手困難が慢性化していることが、中古価格を押し上げる最大の要因となっています。これはロレックス側の巧みなマーケティング戦略や、コロナ禍以降の世界的な富裕層による「実物資産」としての需要増加が背景にあると言われています。
新品が正規店で手に入らないため、多くの購入希望者が状態の良い中古品(新古品や美品)に流れます。その結果、中古市場での需要が供給を上回り、価格が上昇するわけです。この傾向はエクスプローラーも例外ではありません。
特に114270のようなすでに製造が終了している「ディスコンモデル」は、市場に出回る絶対数(タマ数)が限られているため、一度需要が高まると価格が上がりやすい特徴があります。皆さんの時計のコンディションを良好に保っておくことが、将来的な高価買取に直結しますよ。
(出典:ロレックス公式サイト)
比較:エクスプローラー1 買取 214270

ここで、114270の直系の後継モデルであるRef.214270(2010年~2021年製造)との買取価格を比較してみましょう。214270の最大の特徴は、ケースサイズが36mmから39mmに大型化した点です。
結論から言うと、買取相場は214270の方が114270よりも高い傾向にあります。2025年現在、214270の買取相場は状態の良いもので90万円~110万円程度と、114270よりも10万~20万円ほど高値で取引されることが多いです。
その理由としては、
- 単純に年式が新しく、より現代的なスペック(堅牢性が増したブレスレットやバックル)を備えていること。
- 39mmというケースサイズが、当時の大型時計トレンドにマッチし、現行ではラインナップされていないため独自の人気を確立していること。
などが挙げられます。
Ref.214270の前期型と後期型
214270には前期型と後期型が存在します。前期型(~2016年頃)は文字盤の「3・6・9」のインデックスが夜光塗料なしのメタル(通称:ブラックアウト)でしたが、後期型では夜光塗料(クロマライト)が塗布されました。市場では後期型の方が人気が高く、買取価格も高い傾向にありますね。
ただ、前述の通り114270の36mmサイズを好む「クラシックサイズ派」のファンも根強く存在するため、一概にどちらが優れているとは言えないのがロレックスの面白いところです。
比較:エクスプローラー1 買取 224270
続いて、現行モデル(2023年~)のRef.224270との比較です。このモデルはケースサイズが40mmとなり、39mmの214270よりもさらに大型化しました。(※注:現行には36mmのRef.124270と40mmのRef.224270が併売されています。ここではデータベースのキーワードに基づき224270に言及します。)
Ref.224270は最新モデルであり、ムーブメントも新世代の「Cal.3230」を搭載し、パワーリザーブが約70時間に大幅延長されています。当然ながら、買取価格は114270よりも大幅に高くなります。新品の定価(104万9400円 ※2025年時点)を超えるプレミア価格で取引されており、買取価格も100万円を優に超えてきます。
しかし、これはあくまで「最新モデルのご祝儀相場」も含まれた価格です。114270が製造終了から10年以上経っても高い価値を維持していること自体が、いかにこのモデルが市場で「定番」として完成され、評価されているかを示しています。最新モデルの価格高騰が、過去のモデルの価値を再認識させるきっかけにもなっているんですね。
参考:エクスプローラー 2 216570 買取相場

少し毛色を変えて、兄弟モデルであるエクスプローラー II (Ref.216570) の買取相場も参考に見てみましょう。エクスプローラーIIは、GMT機能(2つの時間帯を表示)と日付表示、24時間ベゼルを備えた、より多機能でプロフェッショナルユースを意識したモデルです。
Ref.216570(2011年~2021年製造)は、42mmの大型ケースと初代モデル(Ref.1655)を彷彿とさせるオレンジ色のGMT針が特徴です。こちらの買取相場は、文字盤の色(黒または白)にもよりますが、100万円~130万円程度と、エクスプローラーI(114270や214270)よりも一段高い価格帯で推移しています。
機能が多い分、価格も高くなる傾向がありますが、そもそもデザインの方向性やターゲット層が異なります。エクスプローラーI(114270)は「シンプルさ」「フォーマルさ」「万能性」に価値があり、IIは「多機能性」「堅牢性」「スポーティーさ」に価値があると言えます。市場はきっちり棲み分けされていますね。
エクスプローラー 114270 買取のポイント
さて、いよいよ皆さんの114270を高く売るための具体的なポイントです。僕たち専門家が買取の査定でどこを見ているのか、こっそりお教えしますね。この3点を押さえるだけで、査定士との交渉もスムーズになりますよ。
1. 付属品の有無(特に保証書!)
これは本当に、本当に重要です。国際保証書(ギャランティ)があるかないかで、査定額は5万円~10万円以上変わることも珍しくありません。
なぜなら、保証書は「その時計がロレックスで正規に販売された本物である」ことを証明する唯一無二の書類だからです。これが無いと、再販売する際に「保証書なし」として価格を下げざるを得ません。その分が買取価格から差し引かれるわけです。
「銀座ブランドレックス」さんの記事でも、「保証書の有無で10万円以上査定額が変動する」と指摘されています。特に注意したいのが、古いモデルに見られる「保証書請求ハガキ」のままの状態。ハガキを送付しないと保証書が発行されず、単なる購入証明にしかならないケースもあるため注意が必要です(114270の時代はカード型や紙タイプの保証書が主流ですが)。
もちろん、箱(内箱・外箱)、ブレスレットの余りゴマ、モデル名が記載された緑色のタグ(シリアルタグ)、クロノメーター規格の赤いタグ(赤タグ)、取扱説明書なども、揃っているほどプラス査定になります。探せるものは全て揃えてから査定に出しましょう。
後を絶たない偽ブランド品の流入
保証書による「本物の証明」が重要視される背景には、偽ブランド品(知的財産侵害物品)の存在があります。財務省関税局の発表によると、2023年の輸入差止実績において、「時計類」は54,954点(申告件数 5,739件)にものぼりました。
これほど多くの偽物が市場に流入しようとしている現実が、正規の保証書付き個体の資産価値と信頼性を相対的に高めている一因となっています。
2. 時計本体の状態
当然ですが、時計のコンディションは価格に直結します。
- キズや打痕:ケースやブレスレットの浅いスリキズ(使用キズ)は、研磨(ポリッシュ)で消せるため、大きな減額にはなりにくいです。しかし、研磨費用(2万~3万円程度)は査定から引かれます。問題は、深くえぐれたような打痕(凹みキズ)。これは研磨でも消しきれず、目立つ場合は5万円以上の大幅なマイナスになることもあります。
- ブレスのヨレ:長年使用していると、ブレスレットのコマの連結部が摩耗し、伸びて「ヨレ」が出ます。これも「銀座ブランドレックス」さんの情報によれば、程度によって2万円以上のマイナスになることがあります。
- ガラス(風防):サファイアクリスタルは非常に硬いですが、角度によって欠けてしまうこともあります。交換は高額になるため、縁(フチ)の部分までしっかりチェックされます。
研磨(ポリッシュ)のしすぎに注意!
キズを消すための研磨ですが、何度も繰り返すとケース本体が痩せてしまい、本来のエッジ(角)が丸くなってしまいます。時計愛好家の間では、研磨されすぎていない「ノンポリッシュ」や「オリジナルコンディション」が非常に高く評価されます。キズがあっても下手に研磨に出さず、そのまま査定に出す方が良い場合も多いんですよ。
また、ダイヤを後付けしたり、文字盤を社外品に変えたりする「改造品」は、ロレックスの正規メンテナンスが受けられなくなるため、買取不可、あるいは大幅な減額となるので絶対に避けましょう。
3. 年式(シリアルナンバー)
114270は約10年間製造されました。シリアルナンバー(製造番号)によっておおよその年式が分かり、一般的には年式が新しい(製造終了に近い)個体ほど高く評価されます。
特に重要なのが、文字盤の外周(見返しリング)に「ROLEXROLEX...」と刻印されている「ルーレット刻印」の有無です。これは偽造防止対策として2006年頃(Z番あたり)から導入された仕様で、「後期モデルの証」として人気が高く、ルーレット刻印がない前期モデルと比べて査定額もアップする傾向にありますよ。
シリアル(番手) | 製造年(おおよその目安) | ケンのワンポイント |
---|---|---|
P番 | 2000年~ | 14270と混在する最初期。 |
K番, Y番 | 2001年~2003年 | 前期型。ルーレット刻印なし。 |
F番 | 2003年~2005年 | 前期型。このあたりまでがルーレットなし。 |
D番, Z番 | 2005年~2007年 | 後期型への移行期。ルーレット刻印が混在し始める。 |
M番, V番 | 2007年~2009年 | 後期型。ルーレット刻印あり。 |
G番, ランダム番 | 2010年~ | 最終品番。最も年式が新しく評価が高い。 |
ご自身の時計のシリアルがどれにあたるか、保証書や(ルーレット刻印があれば)文字盤外周をチェックしてみるのも面白いですね。
ロレックス 114270 買取の重要事項

最後に、ロレックス 114270の買取を依頼する際の重要事項、つまり「成功への心構え」をお伝えします。
注意点:売る前にオーバーホール(分解掃除)は必要?
ロレックスが推奨するサービスと非正規修理のリスク
メーカーであるロレックスは、時計の性能を維持するために「モデルやご使用状況にもよりますが、約10年に一度のオーバーホール」を推奨しています。
一方で、正規サービスセンター以外で修理された時計や、偽造部品・非正規の部品が組み込まれた時計については、その後のサービス(修理・オーバーホール)を拒否する権利を留保しています。売却前に安易に非正規店で修理を行うと、時計の価値を将来的に損なうリスクがあるため、専門の買取店にそのままの状態で査定を依頼するのが賢明です。
「最近動きが悪いから、オーバーホールしてから売った方が高く売れるかも?」と考える方がいますが、答えは「ノー」です。絶対にやめた方がいいです。
なぜなら、ご自身でオーバーホールにかける費用(例えば日本ロレックスの正規OHなら7~8万円以上)が、そのまま買取価格に上乗せされることは絶対にないからです。
買取店は自社や提携の時計修理工房で、一般価格よりもはるかに安くメンテナンスできます。ユーザーが高い費用をかけてOHしても、買取店にとっては「その分安くOHできたのに…」となり、コスト倒れになってしまうんです。動かない状態や不具合がある状態でも、そのまま査定に出すのが最も賢明ですよ。
そして、最も重要なのは「一社だけで決めない」ことです。
買取価格は、お店の在庫状況(今114270が欲しいか、在庫過多か)、得意なモデル、販売ルート(国内中心か、海外にも強いか)によって、本当にバラつきが出ます。A店では「キズが多いので70万円です」と言われたものが、B店では「うちで磨けるので78万円出します」、C店では「海外で探している人がいるので80万円!」なんてことも日常茶飯事なんです。
面倒でも2~3社、できれば「プレミアバリュー」さんのような一括査定サービスを利用して、複数の店舗の価格を比較することが、高価買取への一番の近道です。一括査定なら、複数社が「他社に負けたくない」と競合するため、自然と最高値が引き出されやすくなります。
その際は、電話やLINEでの無料査定をうまく活用し、「他社さんは〇〇円だったんですけど、もう少し頑張れませんか?」と交渉してみるのも有効な手段ですよ。
ロレックスエクスプローラー114270買取価格についてよくあるご質問FAQ
ここでは、114270の買取に関して、皆さんからよく頂く質問にお答えしていきますね。
114270と14270の違いは何ですか? どっちが高く売れますか?
114270は14270の後継モデルで、主にムーブメント(心臓部)がCal.3000からCal.3130に進化しています。一般的に、スペックが高く年式も新しい114270の方が高く売れる傾向にありますよ。
保証書(ギャランティ)を失くしてしまいましたが、買取できますか?
はい、もちろん買取可能です。ただし、保証書がある場合に比べて査定額は5万円~10万円ほど下がってしまいます。時計本体が本物であれば、付属品がなくても買取を断られることはありませんのでご安心ください。
動かないロレックスや、キズだらけでも売れますか?
はい、問題なく売れます。ロレックスは修理やメンテナンスを前提としたブランドです。動かない状態やキズが多い状態でも、その修理・研磨費用を差し引いた価格でしっかり買い取ってもらえますよ。
なぜ買取店によって査定価格が違うのですか?
お店ごとに得意なモデルや、主な販売先(国内か海外か)が異なるためです。また、その時の在庫状況によっても「今すぐ欲しいモデル」が違うため、買取価格に差が生まれます。

ここまで読んでいただき、ありがとうございます!
114270は、ロレックスの歴史の中でも「一つの完成形」だと僕は思っています。その価値が今、正しく評価されているのは嬉しい限りですね。皆さんの大切な時計が、次の素敵なオーナーさんの元へ最高の形で橋渡しされるよう、この記事の情報が少しでも役立てば、これ以上の喜びはありません!
まとめ:ロレックスエクスプローラー114270買取価格

最後に、ロレックスエクスプローラー114270の買取価格に関する要点をリストでまとめます。
- 114270の最新買取相場は70万円~85万円前後が目安
- 価格は高値安定期にあり、売り時の一つと言える
- 値上がりの背景には36mmケースの再評価がある
- 伝統的サイズと現代的スペックを両立したモデル
- 価格推移は短期的変動を経ながらも長期的に上昇傾向
- 後継モデル214270(39mm)よりは相場が低い傾向
- 現行モデル(224270や124270)よりは当然安い
- 買取査定で最も重要なのは保証書(ギャランティ)の有無
- 保証書の有無で査定額が10万円以上変わることも
- 時計本体のキズやブレスのヨレもチェックされる
- 年式が新しい「ルーレット刻印」ありの後期モデルは人気が高い
- ロレックス中古市場全体が活況で相場を押し上げている
- 売却前にご自身でオーバーホールする必要はない
- 高価買取の最大のコツは「複数の店舗で比較する」こと
- 一括査定サービスや無料査定の活用がおすすめ
今日からできるアクションプラン
もし114270の売却を少しでも考えているなら、まずは以下の2つのアクションを試してみてください。
- 付属品を探す:時計の箱、国際保証書(カードや紙)、ブレスレットの余りゴマ、説明書など、購入時に付いてきたものを全て探して揃えましょう。
- 無料査定を試す:お近くの買取店や、オンライン(LINEや電話)で無料査Eを行っているブランド買取専門店に、まずは「今いくらになるか」を気軽に問い合わせてみましょう。
行動することで、ご自身の時計の「今の価値」が明確になりますよ!
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